【赤崎勇・天野浩・中村修二】ノーベル賞を受賞した青色LED開発の魅力
ノーベル賞を受賞した青色LED開発
こんにちは。アパレルブランド”With Color”を運営している橘川です。
早速ですが、今となってはすべての色を表現できるようになったLED(発光ダイオード)。イルミネーションでは定番となっている青色のLEDや、日常生活で多く使われている白色のLEDは30年ほど前まで一般的に使われていなかったことはご存じでしょうか。
今回は日本人がノーベル賞を受賞した青色LEDの開発についてご紹介します。
LED(発光ダイオード)の歴史
そもそもLEDとは Light Emitting Diode の略で、文字通り「光る半導体」です。
LEDの特徴としては
・寿命が長い
・少ない消費電力で明るい
・発熱が少ない
・環境負荷物質(水銀や鉛など)が少ない
などが挙げられ、長所だらけなのです。
そんなLEDですが、1962年に最初のLEDである赤色LEDが発明され、1974年には緑色LEDが発明されました。ここで少し話が変わりますが、光の三原色ってご存じですか?赤、緑、青の三色のことで、この三色を使えばあらゆる種類の色を生み出せるわけです。
赤色、緑色LEDが開発されていた当初、青色LEDが開発されれば、フルカラー表現ができるようになるため、青色LEDの開発にはかなり注目が集まり、世界中の多くの研究者が青色LEDの研究に乗り出しました。しかし、中々開発に至ることはできず「20世紀の実現は不可能」と言われていました。そんな中、1990年代前半に赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏によって半導体から青色光を引き出す技術を編み出され、青色LEDの開発に至りました。後の2014年には青色LEDの発明と実用化に貢献したことで、赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の3名にノーベル物理学賞ら授与されました。
青色LEDの実用例
青色LEDは、蛍光体との組み合わせにより白色LEDに応用されるなど、さまざまなLED電球やLED照明に使用されています。また、フルカラー表現が実用化されたことで、イルミネーションやインジケーターなどの表示用光源、テレビや携帯など各種ディスプレイに用いられ、今では私たちの生活に溶け込んでいます。日本では東日本大震災によって省エネが注目されたことでLEDの普及をさらに加速させました。
まとめ
簡単にではありますが、日本人がノーベル賞を受賞した青色LEDの開発について紹介しました。青色LEDの開発に大きな一歩となった窒化ガリウムの結晶化の実験では、世界中の研究者が手を引いた中、名城大学赤崎研究室に所属していた赤崎勇氏と天野浩氏は1500回もの実験を2年間続けたそうです。その苦労のおかげで、私たちの日常に照らされている様々な色の光があると思うと頭が上がりませんね()。3人の研究内容やLEDの仕組みなどまだまだ調べてみると、面白いことがたくさんあると思います。
今回はアパレルとは無縁の分野について紹介しましたが、今後もアパレルに限らず興味を持ってもらえるような情報を提供していきますので、是非よろしくお願いします。
オリジナルアパレルブランド | With Color(ウィズカラー)
With Color(ウィズカラー)は現役学生が運営するオリジナルアパレルブランドです。素材にもこだわり、肌や環境にも優しいオーガニックコットンを使用したTシャツを中心に、ロングスリーブシャツやトートバッグ等も取り揃えております。シンプルでユニセックスなデザインはどんなコーデにも合わせやすく、カップルで着こなすのもオススメです。
屋号 | With Color |
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住所 | 神奈川県綾瀬市 |
営業時間 | 11:00〜18:00 |
定休日 | 不定休 |
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