RADWIMPSのおすすめ！　前向きになれる曲！　「あいとわ」

皆さん、こんにちはアパレルブランド”With Color”を運営している濱口です。

今回は前回の続きでRADWIMPSさんのおすすめの楽曲を、紹介していきたいと思います。今回紹介させていただく楽曲は「あいとわ」という題名です。

RADWIMPSは震災の一年後から毎年一曲東日本大震災を偲んで楽曲を配信しています。今まではYouTube上に上げらるだけでCDになることもなく、カラオケで歌うこともできなかったのですが、今年2021年、東日本大震災から10年という節目の年に、二曲作成し計10曲のアルバムを発表しました。

東日本、特に東北の太平洋側が甚大な被害を受け多くの人が亡くなってしまいました。そして生き延びた人は多くの痛みを抱えながら生活しています。そんな人々に元気や勇気を与えられる様にと、RADWIMPSは楽曲を10年たった今も配信し続けています。

今まで発表されたどの楽曲も素晴らしく紹介したいですが、今回はその中から2015年にリリースされた「あいとわ」を紹介させていただきます。

・歌詞

原発が吹き飛ぼうとも　少年が自殺しようとも

その横で僕ら愛を語り合う

もうすぐ滅ぶと言うのに　明日は晴れると言うから

「それじゃあ　まぁいいか」と目覚ましをかける

そんな僕らの日々

僕の愛とは　向こうが助けて見えそうな

それはなんとも頼りない姿で

仕方なしに　紅い衣をまとい

愛の意味の　ギリギリ端っこを

行ったり来たりで所在なさげに

おそるおそる　あたりを見るのです

銃声が鳴り響こうとも　少女が泣き叫ぼうとも

その横で僕ら愛を誓い合う

もうすぐ滅ぶというのに　せっかくの金曜日と

それならまぁいいかと指を絡め合う

そんな僕らの愛

それでも信じていいかな

嘘と間違いを乗り継ぐ僕ら

それでも笑っていいかな　僕の何かで

君が笑ってくれた時は

君の涙をいっぱいに溜めたその

笑顔はなぜに  それほど美しい

身の丈を遥に超える痛みの波を

浴びてそれでもなお笑うからでしょう

原発が吹き飛ぼうとも 少年が自爆しようとも

その横で僕ら愛を語り合う

もうすぐ滅ぶというなら なおさら強く握るよ

明日は晴れるというなら お気に入りの服で出かけよう

冗談みたいな悲劇  絆創膏だらけのメモリー

ありえない顔で明日はこちらを見るけど

それでも僕ら手を握ろう

次の息を　吸い込もう

原発が吹き飛ぼうとも　少年が自爆しようとも

その横で僕ら愛を語り合う

・解説

これぞ、野田洋次郎さんが書いた歌詞！という感じがしますね。

震災で受けた悲しみを前に向ける楽曲のはずなのに原発を歌詞に入れてきたりと天才っぷりが見受けられます。この歌が伝えたい事は日々の大切さや当たり前の中にある大事なものだと思います。

この歌詞の中にある「もうすぐ滅ぶというのに」という歌詞の後、１、２番は「明日は晴れるというから」「せっかくの金曜日と」滅んでしまうことなんか関係なく、あたりまえであるからいつも通りの日々を送る選択をしますが、３番は「なおさら強く握るよ」と滅んでしまうことを知り今自分ができることをしようとしています。東日本大震災が来るまで日常は当たり前に続いていくものだと思っていましたがそれが当たり前でなくなった時に、当たり前の大事さを大切さを感じ取ることができるのだと思います。

「身の丈を遥に超える痛みの波」この歌詞は亡くなってしまった人にも生きてる人にも向けられた言葉だと思います。亡くなってしまった人に取ってはこれは津波であり生きてる人にとっては失ってしまったものから来る許容外の痛みの波。

しかし生きてる人はそれでも頑張って生きて笑うことができるから美しいと伝えてるんだと思います。

「冗談みたいな悲劇　絆創膏だらけのメモリー」

本当に冗談みたいな出来事であった震災で、自分の記憶も傷だらけであるが当たり前の様に明日は来るので頑張って今日も生きていこうと伝えたいのではないかと考えています。

野田さんは震災の歌として配信していますが今までの人生で傷ついたことや辛いことを経験したことがある人には心に刺さる何かがあるかもしれません。

・あいとわ

この楽曲の題名である「あいとわ」

この「あいとわ」がひらがなで表記されていることで聴く人それぞれの解釈ができる様になっています。

「愛とは」「愛永遠」「愛と和」など実際に野田洋次郎さんがどんな気持ちであったかはわかりませんが、この楽曲をより深く聴くことが出来ますね。

・まとめ

今日はRADWIMPSさんの「あいとわ」という楽曲を紹介させていただきました。聞いたことがないという人はぜひ一度聞いてみてください。

明日を生きる活力になるかもしれません。